社長挨拶

iPS細胞が誕生してから約16年が経ちました。この間、大学におけるiPS細胞関連の研究は、目覚ましい発展を遂げ、多くの成果が生まれました。それに伴って、産業界でのiPS細胞技術の利活用も順調に進捗してまいりました。

「iPS細胞の研究成果を人類のために社会に還元する」というミッションを掲げ、2008年に産声を上げた当社は、そのような大学と産業界の取組に呼応する形で特許ライセンス事業を推し進めることで、着実に特許ライセンス実績を積み上げてまいりました。

今、iPS細胞技術は、人工肉分野をはじめとして、当初は想定していなかった応用分野も出現しています。他方、創薬分野や再生医療分野といった、長く研究が続いている分野においても、遺伝子改変技術やAI技術等の活用により、新たな展開を迎えております。

このように日々発展し続ける状況の下、当社は、基本特許から様々な応用特許までを対象としたライセンス活動を通じて、大学と産業界との橋渡し役として、iPS細胞技術が切り拓く未来の実現を支え続けます。

皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。

2022年7月

iPSアカデミアジャパン株式会社

代表取締役社長 工藤周三

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