社長挨拶

わずか4種類の遺伝子導入による体細胞の初期化が報告されてから、10年以上が経ちました。この間、ヒトiPS細胞は、再生医療分野では細胞製剤の原料として、創薬分野では病態解明や新薬創出のツール等としての利用が進みました。また、近年においては、動物由来iPS細胞を用いた実用化研究も始まっており、利用分野の広がりを見せています。

当社は、iPS細胞分野の特許発明を取り扱う技術移転機関として、2008年に誕生しました。その後当社は、「iPS細胞の研究成果を社会に還元し、人類の健康・福祉に貢献する」というミッションを実現するために、京都大学をはじめとするアカデミア等で生まれた研究成果から成る特許ポートフォリオの充実・強化を図りつつ、その技術移転活動を通じて、iPS細胞技術の社会的普及を支えてまいりました。

英語には職業に関して“profession”という概念があります。一般的には、高度な教育・訓練により培われた専門性を業とする職業を意味するものですが、「人のために尽くすよう誓うことが求められる専門職」という意味もあるそうです。

当社は、創業以来積み上げてきた知識・経験と今後のたゆまぬ研鑽を基礎として、iPS細胞技術の普及支援を通じて人々の健康と福祉の向上に貢献するため、今後もprofessionとして全力で取り組んでまいります。

各位のご協力とご支援をお願い申し上げます。

2020年7月

iPSアカデミアジャパン株式会社

代表取締役社長 工藤周三

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